女として生まれた私の性別への違和感

子どもの頃から、女としての自分の性別に違和感を感じてきた。

自分が完璧な女という自信はなかったけれど、結婚して出産を経験した。

 

このように、普通に暮らして結婚している方にも、性別への違和感を感じる方って多いんですよね?

そこで今回は、こういった「性別への違和感」を感じている主婦の女性からの寄稿を、ご本人の了承を得て掲載させていただきます。

 

性別への違和感・・・

性別への違和感は生まれつき?

二人姉妹の次女として

生まれたけれど・・・

 

親からは一度だって、

「女らしくしなさい!」とか・・・

 

「あなたが男の子であれば

よかったのに・・・」なんて

言われたことはなかった。

 

だけど、

姉にあてがわれる女の子らしい

髪型や服装に比べて・・・

 

私へあてがわれるのは

いつだって「男の子」を

連想させるアイテム。

 

青系のTシャツとズボンに

ベリーショートに刈り上げられた

髪型。

 

「あら?男の子よね?」と

声をかけられると母はなぜか

うれしそうだった。

 

環境がそうだったからか?

 

私は幼い頃から、

「女の子」という性別に

カテゴライズされる事に違和感を

感じていた。

 

 

女性の集団心理がわからない

また、学齢期に入ると

女性の集団というものに、

嫌が応でも属さなければ

ならない場面が増えた。

 

可愛らしいけれど、

心を動かされないファンシーグッズで

盛り上がり・・・

 

すべての行動を、

集団で結託しておこなう女子達。

 

その、同調圧力の強いノリに

どうしても馴染めない自分がいた。

 

小学校に入学した当初のある日、

近所の女の子達と遊ばせて

もらうことになった。

 

女の集団とのファーストインプレッション

 

多分、姉の学友の関係で

下に同じ学年同士の妹達がいる

という事になり・・・

 

半ばよくわからないまま、

仲良し女子5人の集団の中に

突然放り込まれた。

 

保育園に通っていたのは

自分ひとりだけで、

他の5人は近所の幼稚園を

卒園した子達だった。

 

美しい専業主婦のお母さまが

おやつをめいめいのお皿に盛って

提供して下さった。

 

そこには、自分のうちでは

お目にかかったことの無い

「ウサギ型りんご」が2片

添えられていた。

 

質実剛健を旨とする母が

法である我が家では、

食物を装飾するという事は

皆無に近かった。

 

架空の存在のように感じていた

「ウサギ型りんご」の登場に

驚きつつも・・・

 

他の子ども達が、

そのウサギ型りんごに手を伸ばし

食べ始めたので・・・

 

私もおずおずと

ウサギ型りんごを口に運んだ。

 

女子集団からの総攻撃

 

その途端!!

 

その場の女子達から非難の

総攻撃が始まった。

 

「初めにウサギの右耳から

食べようね!って言ったでしょ」

 

「なんで、勝手におなかのところを

食べちゃうのよ!!」

 

その仲良し女子達の集団内には・・・

 

グループに属する者は、

一挙手一投足同じ振舞いをする

という鉄の掟があったらしい。

 

私の通っていた保育園では

個人の自由が尊重されており

そういった女子特融の同調圧力を

感じたのははじめてだった。

 

そして驚きと共に、

その異文化にとてつもない違和感を感じた。

 

私はそういった女子達の集団との

ファーストインプレッションとして

衝撃を受けた事を今でも覚えている。

 

それ以降も、

その女子の集団は小学校高学年になり

中学・高校になっても同じように

群れ集まって行動していた。

 

また同時に、

それに同調しない異分子として

女子の集団からは排除されがちであった。

 

幸いにも、

自分の周りには個人プレ―方式の

女子も数人いたので孤立状態には

ならなかったが・・・

 

そういった経験があるからなのか?

 

私は今でも、同調圧力強めの

女子の集団を前にすると、

吐き気がするほど苦手意識を感じる。

 

トランスジェンダーの男性が

幼少期に女子の中にすんなりと

溶け込めたという話を聞くけれど・・・

 

私は性別上女子であっても、

女子の同調圧力の強い集団には

昔から馴染めないと感じていた。

 

性転換するほどの違和感か?

性別を変えるほどの違和感??

だが、

実際問題として・・・

 

自分が「女である」という

心身共に確証が得られないのと

同様に・・・

 

性転換手術・性別適合手術を

受けてまで男性になりたいのか?

 

と言われると、

それに関しても違和感を覚えた。

 

正直なトコロ、

「男性になりたい」訳でも

なかったのだ。

 

最近は、

男女というハッキリ二極化した

性差ではなくて・・・

 

虹の配色のグラデーションのように

多様であいまいなものであるとの

認識もされるようになっているが・・・

 

まさに、自分の性別に関して

とてもあいまいなモノという

認識を抱いている。

 

またそのあいまいなモノを、

社会的なジェンダーやセクシャリティの

枠組みに無理に合致させることに

強い違和感を感じていたように思う。

 

昨今は、

私が生まれ育った時代と比べ

性差に関する社会の枠組み自体が

緩和されつつあり・・・

 

自分の自然な心と体の

状態で生きやすくなった

ように感じる。

 

その後、日常生活のなかで

どこかフェミニンだけれど

性的指向はヘテロという男性と

出会い恋愛結婚をした。

 

私が女性でもズボンを履くように、

その男性もスカートを履くことに

違和感を感じない男性だった。

 

だけれど普通に子どもに恵まれ、

お互い自然な性的交渉もある。

 

このように、

男性と結婚して子どもを産んだ

女であっても・・・

 

性に関してあいまいな感覚を

持っている人間もいるコトを、

伝えたいと思って文章を書かせて

いただきました。

 

長文をお読みいただき

ありがとうございました。